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2014年3月21日 (金)

番号通知について調べてみた

最近、通話料が安い携帯向けの電話サービスが続々出ていますが、世の中的には「番号通知」を気にしている人が結構多いようです。気になったので、それぞれのサービスでどう通知されるか調べてみました。

最近話題になっている「LINE電話」「楽天でんわ」「Viber」「IP-Phone SMART」から、携帯(ドコモ・au)、固定電話(INS64、フレッツひかり電話)、IP電話(IP-Phone SMART)にかけて比較してみました。

・LINE電話

 LINEが提供を開始したサービスで、LINEのサーバまではインターネット回線を使用するIP電話サービスです。これを書いている時点(2014/03/21現在)では、Androidのみ提供されていたため、手持ちのXperiaSX(ドコモ)から、コールクレジット(事前にチャージし通話分数ごとにクレジットを消費していくタイプ)を利用しました。この場合、固定回線が1分3クレジット、携帯電話が1分14クレジットです(クレジットは事前に100円=100クレジットをGooglePlayから課金して利用します)

・楽天でんわ

 楽天傘下の通信会社「フュージョンコミュニケーションズ」が提供している通話サービス。IP電話ではなく、各電話会社からフュージョンまでは通話回線を使用し、相手の通信会社までフュージョンのVoIP網を経由します。通話回線を利用するため、IP電話のように保証がないパケット回線による不安定さがなく、通常の電話と同じ品質なのがウリです。通話料は30秒10円(税別)です。大抵携帯キャリアの4G向けプランでは30秒20円(税別)が多いので、その場合は半額です。利用するためには、事前に携帯番号と支払い用クレジットカードの登録が必要です。通話のために「003768」を電話番号の前につけて発信するのですが、専用アプリを利用すると電話帳などの番号に自動的に付加して発信してくれます。番号が付加できれば良いので、電話帳につけて登録しておいてもいいですし、従来のケータイでも利用が可能です。

 ちなみに、フュージョンは、もともと0077のDDI(現KDDI)や0088の日本テレコム(現ソフトバンクテレコム)などと同じく、低価格な市外通話サービスを提供していた老舗の通信会社です。他社と違うのは、回線網として当時はまだ珍しかったVoIPを利用していたこと。そのため050番号のIP電話サービス参入も早かったと思います。

・Viber

 早くからスマートフォン用の通話サービスとして提供されていたサービスです。インターネット経由のIP電話サービスで、スマホの電話帳と連動し、相手もViberアプリを入れていれば自動的に判別してくれ、ユーザーが電話回線経由かViberでの通話かを選べます。また、チャージすれば一般電話にもかけかれるサービスも提供されています。ただ、端末同士のIP電話としてはSkypeやLINEなどを利用するユーザーが多かったため、日本ではあまり見かけませんでしたが、突然、楽天による買収が発表され、発表直後に期間限定プロモーションで電話サービスが一部無料で解放されたこともあって、再び注目されました。

・IP-Phone SMART

 楽天でんわと同じくフュージョンが提供しているIP電話サービスです。こちらは楽天でんわとは違い、インターネット回線を利用するIP電話サービスで、契約すると050で始まる番号が提供され、一般的なSIP対応のIP電話クライアントアプリを併用して利用します。同じようなサービスにNTTコミュニケーションズの050Plusなどがあります。他社との違いは、通話料が割高(携帯でも固定回線でも30秒8円税別)ですが、基本料が0円(無料)という特徴があり、着信が多い場合や短時間の携帯宛通話が多い場合はお得になる場合があります。ちなみに、一般的なSIPサービスとして提供されているため、クライアントアプリに好きなものが使える(当初は逆に純正アプリがなかったが、現在はAcrobits社のSoftPhoneというアプリをカスタマイズしたオリジナルアプリがある)ほか、モバイル以外でATA(IP電話アダプタ)で固定電話がわりに使ったり、AsteriskなどIP-PBXで収容したりすることも規約的に問題ないようです。


・やってみた

 前置きが長くなりましたが、結果をまとめました。今回は「LINE電話」「楽天でんわ」「Viber」「IP-Phone SMART」の4種類から「NTT東日本 INSネット64」「NTT東日本 フレッツ光ネクストハイパーファミリー・ひかり電話」「ドコモ」「au」「IP-Phone SMART」の5種類にそれぞれ発信した場合の通知番号を調べました。

着信回線→ NTT東日本
INS64
NTT東日本
ひかり電話
ドコモ au IP-Phone
SMART
↓発信回線
LINE電話 8190xxxxxxxx 8190xxxxxxxx 非通知 090xxxxxxxx 090xxxxxxxx
楽天でんわ 090xxxxxxxx 090xxxxxxxx 090xxxxxxxx 090xxxxxxxx 090xxxxxxxx
Viber 通知不可能 通知不可能 通知不可能 通知不可能 非通知
IP-Phone
SMART
050xxxxxxxx 050xxxxxxxx 050xxxxxxxx 050xxxxxxxx 050xxxxxxxx
 

・まとめ

 結果としては、完璧に通知できたのは「楽天でんわ」でした。同じフュージョンの「IP-Phone SMART」はIP電話サービスなので携帯番号ではなく050番号ですが、こちらも完璧でした。
「LINE電話」はauはOK(今回未確認ですが恐らくソフトバンクもOKでしょう)で、ドコモは通知されませんでしたが、これはプレスリリースで発表されていたのでそのとおりでした。固定回線については、日本の国番号「81」がついてしまいました。恐らく国際電話回線経由なのでしょう。これは知らない人が不審に思うのでなんとか改善してほしいですね。
「Viber」は全く駄目でした。ただ、楽天の買収発表の直後に試したときは出ていた気がします(81+携帯番号でしたが)。タイミングによるものなのか、仕様が変わってしまったのか勘違いなのかはわかりませんでした。

 そういえば、テストする時に気付いたんですが「LINE電話」から「050番号」への発信って、報道発表に料金表示がなかったので、そもそも出来るのか?というのも気になりました。
結果としてはかけることができました。LINEアプリでは電話番号を入れると番号を判別して料金目安(1分あたりの消費クレジット)が表示されるのですが、050番号は携帯電話と同じ14クレジット/分でした。固定電話ではなく携帯電話扱いのようです。

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コメント

コメントありがとうございます。
申し訳ありません、フッキングまではテストしていませんでした。
フレッツの回線種別を変えてしまい、現在はPR-200NEが手元にないので検証ができないです。

投稿: ぐれ | 2014年9月29日 (月) 16:47

こんにちは
以前「PR-200NEへVE-TA10をひかり電話の子機に」設定して使う記事が有ったと思います。

この件でお聞きしたい事が有ります。
上記の使い方でPR-200NEの内線転送の際に必要なフッキングは可能でしたか?

お分かりでしたらお返事お願いします。

投稿: MacChochi | 2014年9月27日 (土) 23:58

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